カタログ撮影

カタログ撮影では、構図の正確さ、色の出方、シリーズ間のトーン整合性など、画づくりのクオリティに加えて、現場の指示や修正に即応できる撮影体制が求められます。ATELIER ARTORYは、そうした制作現場の要件を想定して設計されたスタジオ環境を提供しています。

約170㎡の広さと4mの天井高があるスタジオ空間は、商品単体から着用モデルの全身、引き撮り、横位置のシリーズ展開まで幅広く対応可能です。白・黒・グレーの壁面を使い分けられるため、商材やブランドトーンに応じて背景の切り替えがしやすく、床面も中性的な仕上げで、影や反射が扱いやすい構成です。セットを組んだ演出撮影や什器の配置にも十分なスペースを確保しており、限られた時間の中でも効率的に撮影が進行できます。

照明機材の持ち込み・レンタルどちらにも対応しており、ストロボやLEDなどの多灯構成、定常光でのトーン設計もスムーズに組める電源・機材周辺環境を整えています。Avengerをはじめとする大型スタンドやグリップ系機材も使用可能で、オーバーヘッドからの吊り込み照明、フラッグ・ディフューザーの吊り、三面囲みの遮光構成など、セットを組み込んだ撮影にも柔軟に対応。ファッション系ルックの奥行きある背景作りから、工業製品のマットな質感表現まで、求めるライティングに応じて現場で即時対応が可能です。

撮影進行の視認性にも配慮されており、撮影用PC・モニターの設置スペースや配線動線を確保。レイアウト確認・セレクト・指示修正がその場でできるため、制作ディレクターやクライアント立ち会いの現場でもテンポを崩さずに運用できます。また、フィッティングルームやメイク台、控室も完備しており、モデルとの併用撮影やルック切り替えも効率よく対応できます。

動画素材の同時収録や、SNS用のバリエーションカットにも柔軟に対応。防音仕様のスタジオ構造により、ナレーション、現場音声、音楽再生を伴う演出にも対応可能です。朝・夜の時間帯を活用したスケジューリングや、事前荷物搬入、機材の一時保管にもご相談いただけます。

カタログ制作においては、「撮る」だけでなく「管理しやすい」「再撮しやすい」「仕上がりをコントロールできる」環境が不可欠です。ATELIER ARTORYは、整ったスペックと現場主導の動線設計により、精度と進行を両立させたい制作チームの現場にフィットする撮影スタジオです。